Web屋の視点でいろいろ書いてます。

2008年10月28日

音声コード?

広報紙に音声コード 江北町社協:佐賀新聞

最近の公共系の流行はアクセシビリティとユーザビリティ。
もちろんウェブだけでなく、いろんなものにユニバーサルデザインという形で取り入れられています。
その一つがこの音声コード。
QRコードを複雑化して、入力できる文字量を多くしたものと思えばいいでしょう。
ただし、読み込むための機械は専用のものが必要です。

この音声コードは印刷物に書かれた文字を機械に読み上げされるというもので、印刷物に書かれた文字情報をテキスト化し、それをコード化したものです。
なんだかすごそうですが、実はウェブサイトはこの音声コードなしでも読み上げされることが簡単にできます。
というのも、ウェブサイトの情報はほとんどがテキスト情報で、今ご覧になっているこのブログもほとんどがテキスト情報です。
これらテキスト情報はパソコンで簡単に読み上げされることができますので、弱視や全盲の方に音声として情報を提供するにはウェブは非常にすぐれたツールと言えます。
ウェブサイトは、音声コードでやっている「内容のテキスト化」があらかじめされているので、専用の機械も不要で、誰もが手軽に音声読み上げツールとして使えるのが特徴かと思います。

もちろん、この音声コードが不要というわけではなく、パソコンを上手に使えない人には音声コードを、パソコンに慣れた方にはウェブサイトで、というようにいろいろなツールを使い分けて、情報弱者をなくしていくというのが自治体の広報であると私は考えます。


Posted by yama at 10:46│Comments(0)
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