Web屋の視点でいろいろ書いてます。

2023年03月08日

メタバースを考える

どうでもいい駄文。

ここ数年、メタバースが流行ると言われてますが、全然流行っている感じはしませんね。
という文章を1年前くらいに書こうと思ってたのですが、もうすでに下火感がありますね。
テレビ番組等でもメタバースのことを取り上げてたと思うのですが。

前のSecond Lifeのフィーバーを知ってる身としては、なんとなく冷めた感じがするのです。
(Second Lifeは流行る!と言われてみたものの、特にできることもなく、なんとなくアーリーアダプタたちが騒いで終わった感じ)

今回のメタバースもそんな感じで、ビジネス臭を嗅ぎつけたアーリーアダプタがわんさか駆け寄り、金を目当てに「なにかやろう!」と錯綜した感じで。
まあまだ、メタバースもまだ序盤なのかもしれないけど。

じゃあ、そんなメタバースをどう使うか?何に使えるか?
参考にしたいのは映画「レディ・プレイヤー1」。
ちょっと退廃したスラム街みたいなところが舞台だけど、そこから仮想現実の世界にアクセスして、そこで宝探しをする……というようなお話。
VRゴーグルとグローブなどをつけて仮想世界に入ると、自分の動きにあわせてアバターも動く……という、まあメタバース+VRが合体したような世界。
この世界だと、アバターは好きに変更できるし、銃を撃ったりレースをしたり、まあなんでもできる。
リアルな金稼ぎもできる。恋だって、ゲーム内で結婚だってできちゃう。
共通のプラットフォーム内でみんな活動するので交流もしやすい。

一方、現在のメタバースの世界。
メタバースと言っても、企業等がそれぞれのメタバース空間を作っているため、互換性はないみたい。
できることも限られている。
「特別なコンサートが見られますよ」というようなイベントが開催されているようですが、それもメタバースである理由は特になく、「普通に映像で見れればよくない?」という感じ。
リアルでできることをわざわざ仮想空間でやる必要はないよね?
逆に「仮想空間じゃないとできないこと」ってなんだろう。
モンスターを倒すとか、戦争をするとか……まあゲームでもできるか。
先述のレディ・プレイヤー1では、「退廃した現実世界からの逃避」の意味合いが強いのと、「一攫千金当ててやる」という感じが強かったのですが、今の現実世界ではそこまでのモチベーションもないですね。

重要なポイントとしては、
・みんなが一同に集まれるプラットフォーム
・ユーザはそこで何ができるか(現実ではできないことができる)
・マネタイズの仕組み(企業もユーザも)
というのがないと流行らないでしょうね。

FacebookもMetaに名前を変えて力を入れてるみたいですが、それよりも膨大な世界規模の街並みのデータ(ストリートビュー)のデータを持っているGoogleとか、プラットフォームとして広く知れ渡っているマインクラフトの方がメタバースとは親和性が高いような気がしています。

特にオチはないですが、今のメタバースブームではちょっと物足りない感じがしますね……。



Posted by yama at 21:00│Comments(0)
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